致死因子
zhì sǐ yīn zǐ.
沒錯就是同韻母的標題組合。
我很抱歉目前沒有中文翻譯。
沒錯就是同韻母的標題組合。
我很抱歉目前沒有中文翻譯。
ちしいんし。
そうです。同じ母音で言葉遊びをしました。
ご指摘いただければ幸いです。
そうです。同じ母音で言葉遊びをしました。
ご指摘いただければ幸いです。
Chi Shi In Shi (Fatal Factor).
The title contains four characters that share the same nucleus (from the view point of historical Chinese phonology),
and the same vowel (even in Japanese). Also interesting to see the translation showed some consistency - more or less an alliteration.
I am sorry for the temporary absence of English translation.
The title contains four characters that share the same nucleus (from the view point of historical Chinese phonology),
and the same vowel (even in Japanese). Also interesting to see the translation showed some consistency - more or less an alliteration.
I am sorry for the temporary absence of English translation.
©逐語譯者徒花 2019. All rights reserved.
1. 鷹へ
大空に
果てしない 茫々たる大空に 翼惜しまない様に翺(かけ)る 胸が灼ける 日輪は 正しく猛火で 容赦無く 燃え尽きる程煌めく それでも 揺さぶれない 鷹よ お前は 果敢そのモノ 自分の意志を貫く 風の裏切りを頷く 雨の重荷も拒まず 唯 ただ選んだ道を進む 地上に喚く烏 烏を鷺 その聲は高らかに 天を刺す 湧き出すマグマと 独り善がりな 蒼穹から瞰る王者よ 僕も 躓(つまず)きて進もう 狭い茨道 深い阿檀(アダン)の森 途轍もなく広い 自分の道を喧(やかま)しく歩もう 鷹揚に笑おう おれは 射落とせない |
2. 百舌より
百舌が告げる
聴かないと 足桎手梏に首輪 分からない 何時もと違う 何時も 百舌に告げられる 何も知らない私だけど 稜線に挾み入れられた時 逃れたい程 咬んでいた唇が痛い 息を殺せば殺すほど 波が尚更 激しくて 身を砕けたように 噫(あゝ)、我が過(つみ) 百舌に告げられた 百舌に告げられ続ける その隔たり 浮かんでる 咽び泣く姿が 咎人 どうか 針ひとつ 貫いて 付き纏われる早贄と装われて この身の全てを捧げさせて 我が罪の故 罰を与えて下さい 百舌に告げられた 怒りやすい全父の慈しみ 永久に 心に刻む |
3. 鷲へ
鷲よ お前は
何を追って来ますか 鼓動はこの胸に 奪われるより捧ぐ 発見 縛る 疲れるか 狙撃 縛られる 苦しくないか ひとりの戰い 鷲よ友よ 砂漠でも裁きでも越えていけ 夕映え楓 月暈を砕く波紋 嘷える狼が薫り立つ 願わくば 凡てを浴びて進め お前はお前だから 戸惑うな 旌旗へ羽搏け 聳え立つ黒山に怒濤鳴りけり 躊躇うな 風によって羣雲を裂かれ お前の心だけを従えばいい 鷲よ友よ 砂漠でも裁きでも越えていけ 標的まで伴に と誓います |
4. 鳩の群れ
葭簀張りに 鳩が集い来た
鏈みたいな鼠色 鼠みたい 隙間を探す 自由な振りをしながら なぜ ここだろう 貧しいこの世界の片隅 囲われに来った「歓べ」 鳩よ 泣かせないで ご自由に空へ飛びなさい 古い井戸に 鳩が導かれた 高く見える外の世界から 礫(こいし)だけを運び込む 頭と肩と響き合う温い音色 眩い太陽の光に白い羽根 目を逸らすと泥沼に凍える 雨 一滴 降(くだ)らない 殪(たお)れそう黒雲の群れ 鵬(おおとり)を逐おう そう 墜ちた |
5. 梟へ
磔くだされ 愚かな
我が身を 晒(さら)し 鷲よ梟 野垂れ死ぬ餌は 遠くから見られるように 目立ち過ぎる 道標にも成ろう 霞網の破れた一目(いちもく)から 空の丈しは計れませぬ 鷲よ梟 老いたこの両目で 何が見分けられるのだろう 弱めたこの爪で 白虹(しろにじ)を連れ去ることもできない けれども 天と地の境に翳(かざ)す 長い人柱の俤だけが 把握しています |
6. 燕と雀
春雨(はるさめ)に 囀る燕
見上げれば 古い宅(やしき)に 巣立ちで忙しい ほらほら こっち向いて 酒に狂いましょう 騒々(そうぞう)しい雀 簑(みの)の上 横たわる 天地を収まれた この方寸の牢(ひとや) 涸れ井と枯れ葉 折れた羽 酔う燕雀(えんじゃく) 垣の月影ぼんやり 来たまえ 豊旗雲(とよはたくも) 私は逆らわない ぬば玉の夜に潜り込んだ鴉よ お星衾を差し上げるように 岨(そわ)で立ち上がった 日月も飲み込んだ この方寸の暗さ 滝の音と鬨(とき)の声 鹿の嘶き 静まる鴉雀(あじゃく) 冴ゆる風に 身が凝って終(しま)う |
7. 鷺へ
YWV09. 鷺へ-Sagie- を参照してください。
[*作者/作者/Author: 漆烏 さん] |
8. 聞こえますか、雁さん
刈ったばかりの芝 青臭い
狩ったばかりの獣(しし) 血だらけ 旅立とう雁よ 伝言(つてこと)ひとつ 頼んでいいか 「今、此処 何も無い」と 虚(むな)しい自由 それだけで生きていけない 確かなモノ 創れなければ 阡陌に鰌(どじょう) 建物に学生 鉄塔 ダム以って生かせる 汽笛鳴らして 風車廻り廻って 聞こえますか 雁さん シンフォニーのカウベル 私だけがいったこの町 どうやら私だけが 余りになった 塀を外して 沼に押し付けて 縄も切って綺麗な切断面を創りました 旅している雁よ 人の外見を持つ群れよ 聞こえますか 「私に希望が 残していない」 |